web3時代におけるフィジタルなショッピング体験
フィジタルな世界
「フィジタル」とは、フィジカルとデジタルを掛け合わせた造語で、物理空間とデジタル空間を融合した世界をあらわすことばです。
今回は、そんなフィジタルな世界が実現するweb3時代の新しいショッピング体験について、深掘りしていきましょう。
フィジタルに欠かせないデジタル空間の技術は、
・ブロックチェーン
・NFT
・ゼロ知識証明
・仮想現実(VR / AR)
・メタバース
などがあります。
これらは、今まさに技術革新を起こしている分野です。
これらの革新的な技術を組み合わせたデジタル空間における体験(ショッピング)が、いま物理空間と融合しつつあるのです。
ブロックチェーンは、取引過程を改ざんできない形で記録していくことができる技術です。
ブロックチェーン上にあるNFTは、商品のデジタル表現を行いつつ、デジタルコンテンツのオリジナリティを証明することを可能にしました。つまり、唯一無二性を証明できるようになったわけです。
ゼロ知識証明は、プライバシーに対する課題を解決するために有用です。
例えば、身元を確認する情報を公開することなく取引を行うことができるようにします。
仮想現実(VR / AR)やメタバースの視覚的な技術は、商品を購入する前に、デジタル空間で試着して楽しむ「体験」を通じて、詳細な情報を伝えることで満足度を向上させることができます。
そして、デジタル空間の体験を物理空間に融合する架け橋となるのが、物流です。
物流は、デジタル世界の商品を、物理空間の商品として消費者に届ける重要な役割を果たします。
その物理空間の物流において注目されているのが、「越境EC」です。
越境EC
越境ECとは、商品やサービスを海外に販売することです。
デジタル空間の様々な技術革新は、国境を超えた人々に体験を提供することを可能にしました。
したがって、フィジタルを実現するためには、リアルワールドでの物流もスムーズにすることが重要です。
現実世界の商品を海外にまで届ける、商品在庫管理から配送に至る越境ECの物流ノウハウが、重要なカギになります。
web3時代では、越境ECのノウハウを持つ企業が、物流を最適化しデジタル空間と物理空間の体験を融合した「フィジタル」な世界を実現するための、重要なポジションを担うと思われます。
そして物流の分野でも、物流アウトソーシングによる改革が進んでいます。
例えば、物流アウトソーシングを提供する弊社の「セカイロジ」は、クラウド型物流サービスと国内と100カ国以上の国に発送してきたノウハウで、倉庫での商品管理から梱包・出荷までの作業を行い、固定費がかからない従量課金制で越境ECをスモールスタートしたい企業をサポートしています。
メタバース空間で見つけたイカしたアイテムを購入して自分のアバターに試着してから、現実世界で実際に着こなす。
このようなweb3時代に、(手前味噌ですが)セカイロジのような越境ECをサポートする企業がは、ますます欠かせない存在になるかもしれません。