NFTプロジェクトでインフルエンサーが強い理由

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Jan 12

今回は、「NFTプロジェクトにおいて、インフルエンサーの存在感が強い理由」について解説します。

国内外を問わず、成功するNFTプロジェクトの”コア”には必ずと言っていいほどインフルエンサーがいます。

インフルエンサーが精力的に活動しているか否かによって、プロジェクトが大ヒットする確率が大きく変動する。

NFTプロジェクトにおいて、インフルエンサーはとても影響力が強い存在です。

なぜでしょうか。

ひとつの要因は、暗号資産やNFTを購入するハードルが高いことがあります。

一般的に見て、NFTを購入するまでの道のりはややこしいし、難しい。

そうであればこそ、インフルエンサーの言葉がすごく頼もしい心の支えとなり、購入者の背中を推してくれるのです。

・初めての暗号資産取引所開設
・初めてのイーサリアム購入
・初めてのウォレット作成
・シークレットリカバリーフレーズって何？
などなど、つまづくポイントは無数に存在します。

それに加えて、「自己責任。DYOR」「詐欺が多い」などと脅され、不安感も大きいです。

暗号資産取引所の開設だけでも、どこがいいのかを比較検討するのにもとても時間がかかります。

紹介するブログ記事は多数存在しますが、おすすめランキングはアフィリエイト収益の金額に影響されているという裏事情もあるため、何を信用したらいいのかわからなくなります。

メタマスク等の暗号資産ウォレットを作成し、暗号資産の取引所（CEX）からメタマスクに暗号資産（ETH）を送金する際も自己責任で、1文字でもタイプミスをしたら資産を失うというシビアな世界。

良くも悪くも中央集権的に守られたWeb2社会に慣れ親しんだ現代人からすると、このようなシビアな世界は恐ろしく、誰にも相談できず一人でチャレンジする環境下では、誰でも最初は怖じ気づくものでしょう。

このように、初めてのNFT購入というイベントは、まるで山登りでロッククライミングをするような険しさがあり、不安要素と不明点が多く、多くの人が離脱していってしまうのが実状でしょう。

一歩間違えたら、崖から滑落してしまう。
自分の大切なお金がなくなる危険があるのです。

このような不安の中、周りに相談する人もいない場合には、インフルエンサーの言葉がものすごく頼もしい”心の支え”になるのです。

インフルエンサーは、NFTを購入する”目的”にもなります。

いまはまだ、NFTは手にとったり匂いをかげるわけではないため、ごく一部の方だけが想像力を持って楽しむ概念的な世界です。

リアルな世界で価値が付く物理的アイテムと比べて、NFTは実態が無く所有感を得づらいため、どうしても価値が低く見えてしまいます。

こういう時に、インフルエンサーの影響力が発揮されます。

SNS上で有名なインフルエンサーが手掛けるNFTプロジェクトであれば、その人とそのファンの人たちの距離がぐっと縮めて、Discordなどで直接コミュニケーションを取れるというわかりやすい”ユーティリティ”を設計できます。

自分が憧れたり、リスペクトしているインフルエンサーとチャットなどで直接会話を楽しめることは、すごく体験価値があり大きな高揚を得られます。

「PFPのかわいいキャラクターNFT × インフルエンサーとの交流」

が”付加価値”となり、ユーティリティとして効果を発揮するのです。

会社が果敢にもビジネスとしてNFTプロジェクトを始めた場合、その多くがハマる罠がここにあります。

会社が手掛けるプロジェクトでは、その中心に"憧れ"となるべきインフルエンサーが存在しません。

プロジェクトの担当者の顔が見えない状態でNFTを売り出すことになるため、SNSで活躍しているインフルエンサー発のNFTプロジェクトと比較して、”付加価値の差”が明確です。

これが、インフルエンサー発プロジェクトと企業発プロジェクトの大きな相違点です。

このトレンドは、将来的に「NFTが”30秒CM”でさくっと売れる」未来が到来するまでは長く続いていくと予想します。